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回らない寿司 まぐろやは、シャリ・ネタ・海苔・お茶にこだわり、最幸の食事時を提供します。
2020-09-06

まぐろや物語 第5話

思いもよらぬ出来事


毎度お世話になります。

まぐろやの大将 西です。

まぐろや物語に訪問していただき

ありがとうございます。

第4話では

「名古屋で学んだ事」を

お話ししました。

第5話は

「思いもよらぬ出来事」について

お話しします。

その思いもよらぬ出来事とは

2016年4月14日木曜日

  21時26分

 2016年4月16日土曜日

  01時25分

まだ、記憶にもあたらしい

そうです。

あの「震度7」を

2回も引き起こした

「熊本地震」

あの時は

12日の火曜日名古屋で講義を受け

その時の課題を提出するために

事務所のパソコンで入力中でした。

21時20分と時計を確認したのを

覚えています。

それから、けたたましく鳴る携帯の

アラーム

思わず放り投げてしまいました。

「やばい!」

感じた瞬間に凄いよこ揺れが

私の店がある球磨郡は熊本市内から

およそ90kmも離れています。

それでも感じるよこ揺れ

阪神淡路大震災の時に広島でも

経験しているので

大きいと直感しました。

その後はご存じだと思います。

「熊本地震」の被害は凄まじい物でした

しばらくは、余震が続き

連絡が取れない状態

熊本市内や益城は親戚や友人・知人

がたくさんいて

ましてや

私が料理人の道に進むと決めた場所です。

とてもお世話になった土地でもあり、

それからしばらくは

落ちつかない日々が続きます。

連絡がつかない取引先

食材が手に入らない

新しく購入して

19日には熊本市より配送してもらう

予定だった冷凍庫やエアコン

地震の被害は直接的には無いものの

あらゆるものが

止まった状態でした

このままでは

店を続けていけるだろうか

これから先どうなるのだろう

不安な日々でした。

それでも

テレビで連日報道される様子を見て

いてもたってもいられず

とりあえず自分たちがやれる事を

支援物資を送ったり

義援金活動をしたり

慌ただしい日々を送りました。

そうでもしないと

不安で押しつぶされそうでしたから

ようやく

明るい兆しが我が店にも出てきて

これから「集客」を学び

店を立て直そうと思っていた矢先の出来事

地震の影響で周りは自粛ムード

「自粛ムードの中、チラシを作ったり

集客したりしていいんだろうか」

悩みました。

でも、やらなければ

店を立て直すことも出来ない

そう決心して

名古屋に行きコンサルを受けることや

チラシを作る事は続けると決め

集客を学んで、お客様を集めれれば

店は立て直せる

そう信じていました。

売上を上げる為に

頑張れば必ず結果が出る

これだけ費用をかけているんだから

ですが

あることをきっかけに

心のどこかで依存し、期待していた自分は

大きく打ちのめされることになります。

「売上を上げる為の手法だけ学んでもダメ!」

自分の店に足りないもの

「信頼」

そう・・・「信頼」なんです。

次回は

「信頼」について

まぐろや物語 第6話

お話ししようと思います。

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

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