この記事は、レッスン書に興味がない人に読んで欲しい本を紹介しています。
私がゴルフを始めた頃は、少ない小遣いでゴルフの本やレッスンビデオを買って練習したもんです。
その当時はYouTube動画やTikTokなんてものはなく、ひたすら本やビデオでゴルフの技術を学んでいました。
今は本やビデオなんて買わなくてもゴルフ上達のための情報なんて色々ありますよね。
「YouTube動画やTikTok」がある、いまさらレッスン書は興味ない。
そんなあなたに読んで欲しい本を集めてみました。
ゴルフ本おたくの私がレッスン書でなく、読んでますますゴルフが好きになった本です。
この5冊は、かなり厳選しているので自信をもってオススメできる本ばかりです。
素晴らしい本の出会いがあなたのゴルフをきっと成長させてくれますよ!
はじめまして!ゴルフが大好きな月イチゴルファーのよしさんです!
このサイトでは100切りを目指す人のヒントになるものを紹介しています。
月イチゴルファーです。広島でゴルフを覚え周ったコースは46コース。最初に使ったクラブはMIZUNOの軟鉄モデル(ミズノプロMS-11)です。ボールは糸巻きのTHE REXTAR、 ドライバーはパーシモンを使ってました。現在アイアンはヨネックスNI-CB,ドライバーはテイラーメイド、ボールはSRIXON Z-STARです。
ダウン・ザ・フェアウェイ ボビー・ジョーンズ
ゴルファーなら知っていて欲しい人、”ボビー”ロバート・タイアー・ジョーンズ・ジュニア
通称ボビー・ジョーンズ
ヒッコリーシャフト(木のシャフト)の時代に最も活躍した偉大なアマチュアゴルファー。
オーガスタナショナルコースをデザインしたことでも有名です。
生涯をアマチュアとしてグランドスラムを達成した彼の自伝になります。
今では「球聖」と言われるボビー・ジョーンズですが、ゴルフを始めたばかりの頃は、ミスをするとクラブのを放りなげるほどの気性が荒いアメリカの少年でした。
そんなボビー・ジョーンズがゴルフという競技を通して成長していく中で、いくつかの名言を残しています。
ボビー・ジョーンズの有名な逸話があります。
1925年の全米オープンのときのこと、ミスショットを深いラフに入れてしまいます。
ジョーンズがボールを打とうとアドレスにはいったとき、ボールを動いたように感じました。
そのことは、同伴競技者やギャラリーさえ気づいていなかったにもかかわらず、ジョーンズは自らすすんで同伴競技者に申告し、1打罰を課したのです。
その結果、プレーオフに持ち込まれ惜しくも優勝を逃してしまいます。
このことが当時の新聞に大きく取り上げられて、ジョーンズの紳士的なプレーに全米が賞賛の嵐でした。
ところが、ジョーンズは怪訝な顔をしてこう言います。
スコアをごまかさなかった私を褒めてくれるのは
銀行強盗をしなかった私を褒めてくれるようなものである
ゴルフという競技が、いかに自分とコースとの闘いであることを気づかせてくれる本です。
オススメです。
もっと深く、もっと楽しく 中部 銀次郎
大学生のとき、20歳5ヶ月という若さで史上最年少記録をだし日本アマチュアゴルフ選手権に初優勝した中部 銀次郎(なかべぎんじろう)。
日本アマチュア選手権で優勝すること6回(父の死でゴルフを途中中断している)。
往年のプロ青木 功や当時ポパイの名称で親しまれた倉本 昌弘プロも中部 銀次郎に憧れていました。
青木 功プロが残した言葉で、「もし銀ちゃん(中部 銀次郎)がプロになっていたら30勝はしていた」と言われるほどの実力者です。
そして、今もなお多くのゴルファーを魅了しているのには理由があります。
彼が残した言葉の中に
- 「すべてのことを『あるがまま』に受け入れる」
- 「余計なことは『いわない、しない、考えない』」
- 「過敏に反応してはいけない、柔らかくやり過ごすこと」
ゴルフにも通じる言葉ですが、日常の生活や仕事にも生かされる言葉です。
中部 銀次郎はアマチュアゴルファーに戒めとして、技術より「心の在り方」を説いた人です。
アマチュアにとっては聖書(バイブル)です。
ナイス・ボギー! 夏坂 健
作家でエッセイストでもある夏坂 健(なつさか けん)さん。
ゴルフは35年間シングルを維持する腕前でした。
フランスで開催される「ゴルフサミット」に、アジアから唯一招待され海外の雑誌にも原稿を送っています。
ゴルフに関する多数の著作があり「読むゴルフ」というジャンルを確立したと評価されています。
夏坂 健(なつさか けん)さんが残した言葉
ゴルフは二割がテクニック、八割が他の要素で成り立つゲームである。その要素とは、哲学、ユーモア、悲劇、ロマンス、メロドラマ、友情、思いやり、悪態、呪い、気の利いた会話、哄笑などが挙げられる
この本は、8割の他の要素がわかるエッセイ集です。
スコアも大事だけど、カッコいいゴルファー像への憧れが生まれます。
余裕のある大人とは何たるかがわかる本です。
短編なので読みやすいですよ。
ゴルフは「心の練習」で上手くなる 児玉光雄
大谷翔平、イチロー、タイガー・ウッズ、などのスーパーアスリートの分析・研究をする数少ない「スポーツ天才学」の研究者です。
引用元:講演依頼.com
ホンマでっか!TVに準レギュラーとしても活躍されています。
スポーツと脳の関係に関する著書が150冊以上あるスポーツ脳科学の第一人者である児玉光雄氏がゴルフにおける、自己ベストを更新する即効メソッドが書かれてます。
「ゴルフは「心の練習」で上手くなる」の見出しを一部紹介しますね。
第1章:「心の練習」があなたのゴルフに奇跡を起こす
第2章:「考える脳」は抑えて「感じる脳」をフル活用に働かせよう
第3章:「ポジティブ思考」を正しく駆使して飛躍的に上手くなる
第4章:「感情コントロール」のスキルを身につけ大叩きを排除する
第5章:「ゾーン」を引き寄せるノウハウでベストスコアを出す
因みに、ベストスコア81を出した時、第5章は繰り返し読んでました。
「歩行禅」「湯飲み禅」は驚きでした。
日本人だからこそわかる内容だと思います。
ゴルフクラブの真実 竹林 隆光
クラブデザイナーでもある竹林 隆光さん。
現在は、(株)フォーティーン代表でもあります。
オリジナルブランドであるフォーティーンのクラブ製作に積極的に取り組み、「アマチュアにもプロのスピンを」のセールストークでウェッジの大ヒットになったMT‐28を発表。男子プロのツアー使用率でもナンバー1に輝いた
引用元:HMV&BOOKS
そんな竹林さんがクラブの真実を語ってくれます。
なぜ?アイアンの顔が四角ではなく”あの形”なのかわかりますか?
この本を読めばそれを教えてくれて、ゴルフクラブのうんちくとしても楽しめる本です。
竹林さんは言います。
「自分に合うクラブは無いんです」
自分に合うクラブがあると思うことは幻想であるとも言っています。
そして、どんなクラブが自分にとって良いクラブなのか?
答えは「自分に使いこなせるクラブ」です。
理由は本の中で詳しく解説してあります。
クラブを買い替えるとき、参考になると思いますよ。
特に道具を大切に扱い、愛着をもって接する人には共感してもらえると思います。
オススメです。
番外編 ウォルター・ヘーゲン物語:ヘイグ自ら語った反骨の生涯
ボビー・ジョーンズが「球聖」ならば、ウォルター・ヘーゲンは「プロ中のプロ」と呼ばれました。
アメリカプロスポーツで、プロスポーツ選手として100万ドル以上稼いだのはウォルター・ヘーゲンが1番最初だと言われています。
日本にも縁があり、東京都小平市にある「小金井カントリー倶楽部」は、ウォルター・ヘーゲンが設計したコースです。
この本を番外編にしたのには理由があります。
この本は私がゴルフを始めたころ、毎週読んでいた雑誌「週刊ゴルフダイジェスト」。
この本の特集記事でウォルター・ヘーゲンを知りました。
この記事を書くにあたり、今まで読んできた本の中から選んでますが「ウォルター・ヘーゲン」だけは読んでいなかったのです。
本があること自体は知っていましたが、ゴルフダイジェストで読んでいたので読んだ気になっていました。
これを機に読んでみよう!とAmazonで検索したら値段にびっくりです!
なんと!中古品で驚きの¥ 94,042です。
手軽に買える金額ではないことにも驚いたのですが、30数年まえに一度、書店で手にしているんですね。
なぜあの時に買わなかったんだと、今では後悔しています。
これほど価値があがるのは、ほとんどの名手がレッスン書を書いているのに、唯一ウォルター・ヘーゲンだけレッスン書を書いていないんですね。
自伝を多く残していますが、技術について書いてある本はありません。
その中で残っている有名な言葉があります。
グリップは手だけのものではない
両足の“グリップ・オブ・ザ・グラウンド”は
手に勝るとも劣らない重要な要素なのだウォルター・へーゲン
引用元:myゴルフダイジェスト
そして、ウォルター・ヘーゲンのスイング写真はあまり残っていません。
ここでは掲載できないですが、myゴルフダイジェストに残っています。
ドライバーでの写真ですが見るだけの価値はあります。
レッスン書ではありませんが、ゴルフの神髄を書いた本です。
読んでみたい人はぜひ!
この記事のまとめ
以上5冊と番外編1冊を紹介しました。
私の独断と偏見で選んでいますが、読んで後悔しない本ばかりです。
ゴルフは”ルールとマナー”のスポーツです。
私自身今でも大事にしていることがあります。
「ゴルフはマナーありき」
そして「また一緒にプレーしたい」そう思われるプレーヤーでいること。
ベストスコアを目指して、日々努力する人には特に読んで欲しい本です。
日々の努力に少し疲れた時に読むと先人たちの言葉が励ましてくれますよ。
自分のゴルフを見つめる意味でも読むことをオススメします。