打ちっぱなしの練習場で「何番でスイングを磨いていけばいいのだろう?」と悩んでいませんか?
私がゴルフを始めた頃は「7番でスイングを磨け!」と教えられました。
ゴルフショップの試打クラブも7番アイアンがほとんどです。
ですが、100切りを目指す人の練習は8番アイアンがオススメです!
なぜなら、8番アイアンは100切りを目指す人にとって扱いやすく、スイングの基本を身につけるのに最適なクラブだからです。
この記事では練習で使うクラブで8番アイアンを選ぶ理由や練習方法など詳しく解説していきます。
これを読めば、効果的に練習できるようになり、次回のラウンドが楽しみになるはずです。
なぜ?昔は練習は7番アイアンと言われていたのか?
以上が昔7番アイアンが練習に良いと言われていた理由です。
今のアイアンの現状と比較して説明していきますね。
適度なロフト角でボールが上がりやすい
ゴルフの規定本数はパターを含めて14本です。
その真ん中にあたるのが7番アイアンとされています。
ドライバーのロフト角が10°でSWが56°ならばそのクラブの中間のロフトは33°くらいとなるからす。
以前の7番アイアンはクラブのとロフト角が34°前後でしたのでこれが「7番アイアンがクラブの中心」と考えられいた理由です。
では今の7番アイアンはどうでしょうか?
当時流行ったアイアンのスペックと今人気のアインのスペックを表にしてみました。
アイアン名 | 7番のロフト | 8番のロフト |
ミズノプロ MS-11(1988年) | 36° | 40° |
テイラーメイド QI10(2025年) | 28℃ | 31.5° |
ゼクシオ x-EKS(2025年) | 28.5° | 33° |
スリクソン ZXi5(2025年) | 31° | 35° |
表を比べてみると昔の7番のロフトがいまでは8番のロフトになっています。
理由はボールの進化とともにアイアンも飛距離を求めるようになりました。
そして現在は”ストロングロフト”といわれるロフト角を立てるのが主流です。
いまでは、アマチュアが残り150ヤードの距離を7番を使っていたものを、8番でも届くように設計されています。
ロフト角について簡単に説明します。
ボールの進化ととにクラブの性能も進化していきまいした。
アイアンも飛距離を求める時代になったんですね。
現在の7番アイアンのロフト角は28°~31°これではクラブの中心とは言えないです。
ロフト角から考えても「アイアンの中心は8番アイアン」だと言えますね。
8番アイアンが練習に最適な理由とは?
以上の3つが8番アイアンが練習に最適な理由です。
それぞれ詳しく解説していきます。
構えた時に簡単そうに感じる
アイアンは7番から上を「ロングアイアン」、8番から下を「ショートアイアン」に分類されます。
7番をもって構えた場合と8番アイアンをもって構えた場合、8番アイアンの方が「簡単そう」におもえます。
理由は、8番アイアンは7番アイアンよりシャフトも短く、ロフト角があるので、扱いやすい安心感を与えてくれます。
扱いやすくボールが上がる
8番アイアンは7番アイアンよりシャフトが少し短く、ロフト角があるのでボールが上がりやすいです。
シャフトが短いと振りやすくスイング中の力みがとれます。
また同じリズムでスイングする事が出来るようになるので、安定したショットが打てるようになります。
100切りを目指す人にとって大切なのは、まずは正確にボールが打つ感覚を覚えることです。
そのためには8番アイアンはゴルフの練習に適していると言えるでしょう。
トラブル回避やアプローチに使える
8番アイアンをたくさん練習するといろんな面で役に立ちます。
例えばコースに出てドライバーショットをラフに入れてしまった場合、セカンドを7番ではなく8番を使用してみてください。
7番アイアンより8番アイアンはロフト角があるので、ラフからのショットでミスが減ります。
理由は8番を多く練習することで自信をもって振れるので力みがとれて振り抜けもよくなるからです。
次にグリーン回りのアプローチにも使えます。
ロフト角がある特徴を生かして、ピッチ&ランでカップに寄せることができます。
グリーンエッジからピンまでの距離がある場合にランが多く出るので特に有効です。
8番アイアンを使った効果的な練習方法
以上が8番アイアンを使った効果的な練習方法です。
それぞれ見ていきましょう。
同じリズムやテンポで振る意識を
アイアンのスイングにおいて一定のリズムで打つことは重要です。
なぜなら、アイアンの役目は一つは方向性を出すこと、そしてグリーンに乗せることが役目になります。
アイアンで飛距離を出そうとするとスイングに力が入りミスにつながります。
これでは、方向性をだすことやグリーンに乗せることは出来ません。
8番アイアンで練習するときは「飛ばすクラブではない」とリズムとテンポを意識して練習しましょう!
ティーアップして打つ
100切りがなかなか出来ないと必ずスランプに陥ります。
その時の練習で効果的なのがティーアップして打つことです。
アイアンのスランプの原因は右手を使いすぎて突っ込んで叩きにいっているのがほとんどです。
ティーアップしたボールを打つことで上から叩きにいっている軌道が修正されます。
ポイントは少しハーフトップ気味に打つ(ボールの赤道より少し上)ことです。
苦手なクラブと交互に打つ
8番アイアンが上手く打てるようになってきたら次にやってほしい練習は ” 苦手なクラブと交互に打つ ”です。
苦手なクラブがドライバーだとします。
最初に8番アイアンで5球ほど打ちます、そして次にドライバーを1球打ってみる。
この時に注意するのは、決してドライバーを飛ばそうと思わずに8番アイアンのリズムで振ることです。
上手く打てるようになったら、8番アイアン打って後にまたドライバーを打つそして8番アイアンと交互に打っていきます。
こうすることで、ドライバーの苦手意識はなくなり、どんなクラブでも同じリズムで振れるようになりますよ。
8番アイアンの練習参考動画を紹介します。
アイアンを選ぶ際のポイントも紹介!
アイアン選びのポイント
- クラブヘッド
- ロフトの角度
- ソール幅
- シャフトの素材
- ネックの形状
以上がアイアン選ぶ際に確認しておきたいポイントです。
アイアンは1本づつでも買えますがセットで買うことをオススメします。
それぞれクラブにはメーカーのこだわりがあり特徴が違うので同じ感覚でクラブを振れないからです。
ポイントをそれぞれ詳しく解説していきます。
クラブヘッド
アイアンのタイプは大きく分けて3種類です。
それぞれの特徴を表にしてみました。
クラブタイプ | 操作性 | ミスへの強さ | スウィートスポット |
マッスルバック | 左右にうち分けられる | ミスに厳しい | 狭い10円玉くらい |
キャビティバック | 操作はしにくい | ミスしにくい | 広い500円玉くらい |
中空アイアン | ボールが上がりやすい | ミスしにくい | 500円玉より広い |
アイアン3タイプの違いは曲がりにくさと、スウィートスポットの広さにおけるミスへの許容範囲です。
スウィートスポットとは
フェースには、「スウィートスポット」と呼ばれる“点”がある。これは、いわゆる“芯”のこと。「芯を食う」という表現があるように、スウィートスポットで打つと、インパクトでのエネルギー効率が最大になり、結果としてボールを遠くに飛ばすことができる。
引用元:みんなのゴルフダイジェスト
スウィートスポットはアイアンの場合はフェースの下部にありマッスルバックは狭く、キャビティバックや中空アイアンは広めです。
スイートスポットが広くなるとエネルギー効率が高い部分が増えるのでボールの直進性が増します。
マッスルバックはボールの操作性は高く、キャビティバックや中空アイアンになると直進性が高くなります。
ボールを自由自在に操りたい上級者はマッスルバック、ミスを減らしたいゴルファーはキャビティバックや中空アイアンがオススメです。
ロフト角
アイアン選び重要な要素にロフト角があり、ロフト角は飛びに影響を与えます。
このロフト角はクラブの番手対して、〇番アイアンは何度にしなければならないという決まりはありません。
飛ぶアイアンは”ストロングロフト”でロフト角が立っています。
例えば7番アイアンでも5番アイアンくらいのロフト角で飛距離がでる設計になっていて、7番で5番の距離を狙えるのは魅力的です。
ですが、ヘッドスピードが高く飛ぶ人が使えばクラブごとに距離を合わせるが難しくなります。
ソール幅
一般的にはソール幅が広いほうがボールが上がりやすいです。
ダフリやトップのミスが減らせます。
反対にソールの幅が狭いアイアンはボールが上がりにくく、ミスの許容範囲が狭く扱いが難しいです。
簡単にゴルフを楽しみたい人はソール幅が広いものを、競技レベルでボールをコントロールしてコースを攻めたい人にはソールが狭いアイアンがオススメです。
シャフトの素材
シャフトには2種類ありそれぞれ特徴があります。
それぞれ解説しますね。
カーボンシャフト
ヘッドスピードが遅い方におススメのシャフトです。
スチールシャフトより軽量なため振りやすいです。
アスリートゴルフを目指す人にはおススメできません。
スチールシャフト
金属で出来ているのでねじれには強く曲がりにくいのが特徴です。
そのためヘッドスピードが速い人が振ってもシャフトがしなりすぎることがないです。
安定した弾道を求める人にはスチールシャフトはおススメです。
アイアンを選ぶ場合は使うドライバーの重量も元にシャフトを選ぶと同じようなリズムで振れます。シャフトを選ぶときドライバーの総重量が300gぐらいなら5番アイアンで総重量400gくらいになるシャフトを選ぶといいです。
ネックの形状
ネックとは、ヘッドとシャフトをつなぐ接続部分です。
ネックの形状には以上のように2種類ありそれぞれ特徴やメリットがあります。
それぞれ解説しますね。
ストレートネック
ストレートネックの特徴はシャフトの中心のラインとリーディングエッジ(アイアンの刃の部分)が直線に見えるモデルです。
ストレートネックは直接リーディングエッジ(アイアンの刃の部分)からボールにコンタクトしたい人に向いています。
理由はフェースの開閉がしやすく、ドローやフェードと弾道をうち分けたい人にはピッタリです。
グースネック
グースネックの特徴はリーディングエッジ(アイアンの刃の部分)が、シャフトの中心より後方にあるモデルのことです。
グースネックの方はシャフトよりリーディングエッジ(アイアンの刃の部分)が後ろにあるためインパクトまでの時間が長くなるのでボールがつかまりやすくなります。
また、サックリやダフリを抑えられます。
ネック2種類のメリットを解説しました。
アイアンを手にして構えた時に見えかたの好みで選ぶのも一つですよ。
3番~9番アイアンはストレートネックのアイアンでも、ウエッジはグースネックのアイアンを使用するトップアマやプロは多くいます。グースネックは構えた時に”つかまりやすい ”イメージ” がわくのでグースネックのAW(アプローチウエッジ)を1本入れておくのもオススメです。
この記事のまとめ
この記事では以上のような内容でお届けしました。
月イチゴルファーにとって打ちっぱなしの練習は効率よくやるのが上達の近道です。
月イチゴルファーで100切りを目指す人が練習に8番アイアンを選ぶことで、スイングのリズムが安定してアイアンの正確性も向上します。
ゴルフの上達も早くなるはずですよ。
ぜひこの記事を参考にして、効果的な練習をしてくださいね。
応援しています!